読書…主に小説。好きな作家(東野圭吾、伊坂幸太郎、誉田哲也、貫井徳郎、五十嵐貴久 大沢在昌、雫井修介、奥田英朗、今野敏、その他多数)
映画鑑賞…洋画、邦画どちらも。(特にワイルドスピードシリーズが好きです)
音楽鑑賞…浜田省吾、長渕剛、斉藤和義など、
ライブ鑑賞…浜田省吾のは 50 回以上は参加していると思います。
旅行 …最近は行けていませんが、海外、国内どちらも好きです。
漫画…今は趣味とまで言えませんが、ワンピースは好きです。
子供の頃は、典型的な昭和の子供でした。
幼少の頃はウルトラマンや仮面ライダーに夢中になり、小学生になってからは、毎日外で友達と遊びまわり、家に帰ったらテレビにかじりつき、キン消し集めと少年ジャンプとプロレスが大好きな少年でした。
中学・高校ではバスケットと音楽に夢中でした。バスケは練習量のわりには下手くそで。 学んだ事は「バスケ部に入ったからといって、背は伸びない」という現実でした。
運動も勉強も他人より特別秀でることもなく、かといって、落ちこぼれるわけでもなく、 普通の少年でした。
高校生になり進学先を決める時期に、なぜか将来は何かお店を経営したいと思うようになりました。
何屋さんかは自分でもわからなかったのですが。職人で自営だった父の血が騒い だのかもしません。
そうして、経営マネジメントの専門学校へと進学となりました。2 年間でしたが、簿記や販 売士検定をはじめ思い出せないくらいの資格を取得しました。
今は全く活きてないですが・・・。
社会人
就職は、将来自分の店を持つための経験を積みたいというのと、取得した資格が有利に働く だろうと、大手流通業に就職しました。
始めは食品売り場に配属となり、その後日用品売り場、フロア管轄長と経歴を積んでいきま したが、この頃、過労と日々の不摂生のせいか徐々に体がおかしくなりだしました。
人生初のぎっくり腰も経験します。
そこで、整体はカイロ、接骨院に通いだします。
その時はまだ、自分がその仕事を将来やることになるとは、夢にも思いません。
30 歳までには、新しい人生をと考えてはいたものの、具体的に何がやりたいかと決まって おらず、ズルズルサラリーマンをしていました。
そんな悶々とした日々を過ごしていたのですが、あるとき、整体の素晴らしさに気づきます。
そのとき不調を感じていた腰や首が何度か通っていくうちに、症状が消えていったのです。
体がどこも痛くない当たり前の状態がどれだけ幸せで、ありがたいことか改めて知りまし た。当時はまだ 20 代半ばではありましたが、普通に動けるようになった事に静かに感動していました。
そんな事があり、整体というのは素晴らしい職業だと考えるようになります。 もし、自分が整体ができるようになれば、同じように体の辛さで困っている人に感動してもらえるかもしれない、家族や大切な人に対して痛みから自分の手で救ってあげられる事も できるかもしれない…。
そして、モヤモヤが猛スピードで晴れていきます。「やりたい事が見つかった!!」
整骨院業界へ転職 そこからは、決断は早かったです。10 年務めた会社を退職し、整体の学校に通い、その後 国家資格を取得するために柔道整復師の専門学校へ入学し、無事国家資格を取得します。
目の前真っ暗のぎっくり腰
東北の震災があった年、自宅で 2 度目のぎっくり腰を経験します。全く動けず、激痛で油汗を垂らしながら、救急車を呼びました。
即入院で5日間はベッドの上で、寝たきりでした。食事も寝たままの状態です。
日々の激痛 で将来への絶望感でいっぱいでした。もう今の仕事は続けられないかもしれない…
なんとか1週間で退院となり3週間後に仕事に復帰できましたが、腰痛持ちの方の悩みと、 腰の重要性、そして、腰痛が回復していく過程をわが身で体験したことは、大きな財産とな っています。 それから、我が腰は痛みもなく頑張ってくれています。もちろん、自身でいろいろ研究し再発しない努力はしています。
そして、この経験のおかげで腰の痛みで悩んでいる方には、実 践に基づいたアドバイスもできるようになりました。 痛みをとる先生という立場で自分が腰痛持ちはカッコつきませんから、克服できてよかったです(笑)
念願の独立開業へ
整形外科や接骨院勤務を⒑年ほど続け、念願の独立へ。
場所選びはかなり悩みました。1 年ほどかけ 100 件近くはテナントみた気がします。 結果、川口市からは 1 時間かかる上尾に決断しました。 見知らぬ地域で不安は大きかったですが、地域の人柄、環境と悩んで決めた甲斐があったな と満足しています。
思い
私の仕事 長年、私は自分の仕事はお客さまの痛みをとることだと思っていました。
あるとき、ひとりのお客さま A さんが院に訪れます。A さんは腰の痛みと脚のしびれに悩 んでいました。 「肉体労働なのに、踏ん張りがきかない。仕事が進まず作業が遅れ気味。趣味の空手を子供 たちに教える時も痛くてキツイよ」
そこで A さんから、腰の痛みと脚のしびれの症状をとことんお聞きし、施術法をご提案し ました。少し時間をかけすぎかなと思うほど、お体の検査もしました。A さんの痛みの真の 原因を把握しないまま施術を進めても意味がないからです。
8 回ほどの施術が終わる頃 A さんは、 「空手を教えているとき、踏ん張りがきくしバランス がとりやすくなったよ。空手の楽しさを思い出した。子供たちにもそれが伝わったのか、道場の雰囲気も以前より明るくなったんだ!!」 A さんは、とても嬉しそうな表情でお話ししてくれました。
子供たちとの会話も増えて、A さんの笑顔もきっと増えていると思います。
このことがあったとき思いました。私の仕事は、単にお客さまの痛みをとる事だけでなく、お客さま本人と周りの人の笑顔を増やしていく仕事なんだと気づきました。
これからも、お客さまの痛みを取り元気になってもらうのはもちろん、周りの人の生活も明 るく楽しくなるような施術を提供していきたいと思います。
このとき、私は今まで大事なことを見落としていたことに気付きました。私はずっと「痛み」を相手にしてきていましたが、本当に向き合うべきは、その痛みを抱えた「人間」だったことに。
考えてみれば私はずっと、「自分のため」に仕事をしてきた気がします。
口だけではない、本当の意味で「患者さんのため」に、仕事をしてきたのではなかった。
それが私の味気ない世界を作っていたのです。
しかし目の前の、喜ぶ顔に気付いたとき、世界の見え方が変わりました。毎日が楽しくなり、患者さんのための努力や勉強が苦ではなくなりました。
私の頑張りが、誰かの喜びを作っている。
それが今日も私を奮い立たせる原動力になっています。