靴のお悩みについて

外反母趾と子供の靴

現代において子供の足の異常は増えています。そこでやはり関連するのは「靴」のお話です。
この記事を読んで頂いているという事は、少なからず、お子さんの足の発育、足の形などを気にされているのだと思います。

お子さんの足の異常の原因が「靴」のせいばかりとは言えませんが、確かに足育に靴は大きく関わってきますので、子供にはどのような靴を選んだらよいのかをお話ししていきます。

大事なポイントは4つあります。

①サイズ、形にあった靴
大前提として、足の大きさ、形にあった靴が当然良いです。
かかとを軽くトントンとして、1㎝ほどつま先に余裕があるものを選んで下さい。幅は子供の足は扇状の事が多く、つま先は広いタイプの方が良いです(子供は運動量も多いので、しっかり指も使われるように)

大きな注意点として「子供はすぐ足が大きくなるから、ちょっとぐらい大きめの靴がいい」という理由でサイズを選ばない事です。3ヶ月ごとに足を測って、きちんと足にあった靴を履かせてあげて下さい。

②マジックテープで止められる靴
足の甲はマジックテープで固定できるものが良いです。
そして、お子さんにも履くときはしっかりマジックテープで止めるようにクセつけて下さい。
靴と足がしっかり密着する事はとても大事な要素になります。

③柔らかすぎない靴
雑巾絞りをするようにねじったら、グニャっと捻じれるような靴はダメです。
柔らかいと軽くて履きやすかったりするのですが、疲れやすかったり、足の機能、形の発育に良くなかったりします。
足の指の付け根のところだけ、しっかり曲がる事は大事です。

④かかとがしっかり固い靴
かかとは踏んだり、指で押したら潰れてしまうような靴は避けて下さい。
子どもの足は柔らかいので、しっかりかかとが固定されないと、変形や偏平足といった足の異常につながる事もあります。

靴の正しい履き方

①マジックテープを緩めて、かかとを踏まずしっかり足を入れます。
②かかとをトントンします。
③足の甲とマジックテープに隙間がないようにしっかり止めます
④つま先に1㎝程度の隙間があるかチェック

子どもの頃から、正しく靴を履く習慣をクセ付けてあげて下さい。

最後にまとめると、
①サイズ、形にあった靴
②マジックテープの靴
③柔らかすぎない靴
④かかとがしっかり固い靴
という事になります。

「高い靴だから、足にはいいだろう…」
「子どもには軽くて履きやすい靴が良いだろう…」
「かわいい靴が良いだろう…」
という考えではなく、しっかりお子さんの足の事、将来の事を見据えた靴選びをしてあげて下さい。

子どもの小さい靴とはいえ、大人の靴と値段は変わらなかったりしますが(笑)